3月のライオン
羽海野チカ原作の漫画のアニメ・実写映画作品です。
原作はまだ連載中ですが、アニメは2期、実写映画も前後編作成されました。
中学生でプロになり高校生となって独立し、3姉妹と出会い成長していく話です。
二海堂、島田さん、宗谷名人、朔ちゃん等の棋士としての気概・覚悟が
プロ棋士の厳しい世界で生き残ることがいかに難しいのか垣間見えます。
3姉妹やその祖父のほっこりした雰囲気、抱える不安や問題に
主人公も胸を痛め悩み、励まされていきます。
高校生活でも1年担任の先生、野口先輩のくだりはほっとします。
一人だと思っていても多くの人に支えられ生きてきたのだと主人公も気づきます。
ラムネ、流しそうめんの話は年相応に戻って、無邪気に満喫できる瞬間です。
内弟子をしていた家の子どもの現実、その母親の独白のシーンは
ままならない現実といい子の引き取った子と実子の差に苦しんだ姿がジンときます。
おいしそうな食べ物に嬉しくなり、厳しい世界の現実に胸が詰まり、
何度も見返したくなる作品です。