2021-04-14 きたきた捕物帖 本 宮部みゆき著の下町のお話です。 下町の長屋に住む江戸の庶民の暮らしの話は 普段から好んで読むのですが 人にやさしく接する人には助けの手が差し伸べられ いけずな人や、妬みや嫌味にあふれる人は それなりの報いがあるものです。 町中の人や差配さんは話の行間から人間の機微に敏感で 人間関係の落としどころが絶妙だったりします。 いくら肉親がいなくても縁のある人たちに囲まれて 縁を大事にして生きている主人公が頼もしいです。