matahari5’s diary

日々のインプットからアウトプットしていきます

三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿

宮部みゆき著の三島屋変調百物語シリーズの第6弾です。

聞き手がおちかから小旦那こといとこの富次郎に代わりました。

 

毎度のことながら、分厚い本だというのに読み始めると止まらなくなります。

今回おちかがちらっと登場し、結婚後幸せそうに暮らしていることが描かれています。

幸せそうで恥じらう勘一さんと、からかう富次郎さんがほほえましいです。

 

語り手は4人で、聞き捨てするのも難儀なようでしたが

死ぬまでに誰かに話したいと思うものなのだろうかと思います。

罪の意識からの解放、心の整理など理由はさまざまあるのでしょうが

現代においてそのような場はどこにあるのだろうかと思います。

次回作も読むのが楽しみです。